自治体職員の読書ノート

自治体職員です。仕事の関係上、福祉系が多めです。読書は全方位がモットー。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【2306冊目】宇沢弘文『人間の経済』

人間の経済 (新潮新書) 作者: 宇沢弘文 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/04/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 前から気になっていた経済学者だが、ちゃんと本を読んだのは初めて。もっとも、本書は著者の講演録やインタビューをも…

【2305冊目】アーシュラ・K・ル・グィン『闇の左手』

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252)) 作者: アーシュラ・K・ル・グィン,Ursula K. Le Guin,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1978/09/01 メディア: 文庫 購入: 12人 クリック: 388回 この商品を含むブログ (103件) を見る SFのオールタイム・ベス…

【2304冊目】池田晶子『人生は愉快だ』

人生は愉快だ 作者: 池田晶子 出版社/メーカー: 毎日新聞社 発売日: 2008/11/08 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (21件) を見る 2008年刊行。ということは、2007年に亡くなった著者の、最後の一冊。それが「生と死」を大き…

【2303冊目】山崎広子『声のサイエンス』

声のサイエンス―あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか (NHK出版新書 548) 作者: 山?広子 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2018/04/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 自分の声にはコンプレックスがある。鼻声みたいにくぐもっていて、聞…

【本以外】新・北斎展に行ってきました

六本木で開催中の「新・北斎展」へ。 北斎と言えば『富嶽三十六景』か、最近話題になった『北斎漫画』の印象が強いが、この展覧会は、それ以外も含めた北斎の全体像を総覧できる。私財を投じて北斎作品を集めまくった北斎研究の第一人者、永田生慈が企画した…

【2302冊目】フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』

さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集) 作者: フレドリック・ブラウン,星新一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2005/10/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (80件) を見る 古き良きSF小説の中でも、フレドリッ…

【2301冊目】ジャレド・ダイアモンド『若い読者のための第三のチンパンジー』

若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫) 作者: ジャレドダイアモンド,レベッカステフォフ,秋山勝 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2017/06/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 「若い読者のための」というマクラコトバがついて…

【2300冊目】渡辺一史『なぜ人と人は支え合うのか』

なぜ人と人は支え合うのか (ちくまプリマー新書) 作者: 渡辺一史 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/12/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 映画化もされた名著『こんな夜更けにバナナかよ』の著者が15年ぶりに、障害や福祉、そして…

【2299冊目】アイザック・アシモフ『われはロボット』

われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF) 作者: アイザック・アシモフ,小尾芙佐 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2004/08/06 メディア: 文庫 購入: 27人 クリック: 453回 この商品を含むブログ (161件) を見る 有名な「ロ…

【本以外】上野で松林図屏風をみてきました

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 さて、3が日の最終日、少し時間ができたので、上野に行ってまいりました。目当ては長谷川等伯「松林図屏風」ただ一点。日本絵画史上の最高峰だと思います。これが上野の東京国立博物館に収蔵…