自治体職員の読書ノート

自治体職員です。仕事の関係上、福祉系が多めです。読書は全方位がモットー。

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【1429冊目】野村総一郎『うつ病の真実』

うつ病の真実作者: 野村総一郎出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2008/04/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (11件) を見る自分はうつ病なんじゃないかと、ついこないだまで、けっこうマジで悩んでいた。夜眠れない。漠然と…

【1428冊目】宮尾登美子『春燈』

春燈 (新潮文庫)作者: 宮尾登美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1991/03/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る『櫂』に続く著者の自伝的小説。前作が綾子の(育ての)母、喜和の視点で書かれていたのに対し、コチラ…

【1427冊目】魚津郁夫『プラグマティズムの思想』

プラグマティズムの思想 (ちくま学芸文庫)作者: 魚津郁夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 45回この商品を含むブログ (20件) を見るアレクシス・ド・トクヴィルは、もともと哲学にはそれほど重きを置いていないア…

【1426冊目】木佐茂男監修、青山彰久・国分高史著『地方自治制度”再編論議”の深層』

地方自治制度“再編論議”の深層―ジャーナリストが分析する作者: 青山彰久,国分高史,木佐茂男出版社/メーカー: 公人の友社発売日: 2012/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 95回この商品を含むブログ (5件) を見る贈呈深謝。本書は、監修者が代表を務める…

【1425冊目】朱川湊人『花まんま』

花まんま (文春文庫)作者: 朱川湊人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/04/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (47件) を見る短編集。「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「花まんま」「送りん婆」「凍蝶」を収める。…

【1424冊目】河合隼雄『こころの処方箋』

こころの処方箋 (新潮文庫)作者: 河合隼雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1998/05/28メディア: 文庫購入: 34人 クリック: 301回この商品を含むブログ (164件) を見る河合隼雄のことばは、とてもやさしい。でも、実はとてもむずかしい。「単純化」や「決めつ…

【1423冊目】米山秀隆『空き家急増の真実』

空き家急増の真実―放置・倒壊・限界マンション化を防げ作者: 米山秀隆出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2012/06/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 563回この商品を含むブログ (11件) を見る空き家が増えているらしい。総…

【1422冊目】アンドレ・ジッド『狭き門』

狭き門 (新潮文庫)作者:ジッド新潮社Amazon読んだことがあるような気もしていたが、やっぱり初読だったかもしれない。ジッドは確か、高校生の頃にいきなり『贋金つかい』を読んで挫折。その後はずっと、敬して遠ざけてきた作家なのだ。もっとも『贋金つかい…

【1421冊目】鈴木のりたけ『ぼくのトイレ』

ぼくのトイレ (わたしのえほん)作者: 鈴木のりたけ出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/08/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログを見る幼稚園〜小学校低学年くらいがターゲットと思われる絵本。それより大きくなると「トイレ…

【1420冊目】川崎政司『地方自治法基本解説』

地方自治法基本解説作者: 川崎政司出版社/メーカー: 法学書院発売日: 2011/04メディア: 単行本 クリック: 33回この商品を含むブログを見るです・ます調で読みやすい。二色刷りでわかりやすい。図表のデキがたいへんよろしい。以上。この手の解説書、テキスト…

これはさすがに・・・・・・

<橋下市長>週刊朝日「不適切な記述」と謝罪 取材拒否問題不適切で済む問題ではない。私は橋下市長の政治姿勢には必ずしも共感しない。共感しない人がほかにもたくさんいることも知っている。だが、今回の週刊朝日の記事はいただけない。これは「やってはい…

【1419冊目】南木佳士『熊出没注意 南木佳士自薦短編小説集』

熊出没注意―南木佳士自選短篇小説集作者: 南木佳士出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2012/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見るいい短編集だった。どの小説も、読むごとに、ふっと肩の力が抜ける。この人の小説は『阿弥陀堂…

【1418冊目】頭山満『幕末三舟伝』

幕末三舟伝作者: 頭山満出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2007/11メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (5件) を見る「三舟」とは勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟のこと。奇しくも名に「舟」のついたこの3人が、幕末の動乱期にあってどれほ…

【1417冊目】梅森直之『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』

ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)作者: 梅森直之出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/17メディア: 新書購入: 47人 クリック: 569回この商品を含むブログ (104件) を見るベネディクト・アンダーソン(面倒なので以下…

【1416冊目】イサク・ディネセン『アフリカの日々』/エイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』

アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)作者: イサク・ディネセン,エイモス・チュツオーラ,横山貞子,土屋哲出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/06/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (45件)…

ノーベル文学賞は莫言氏

ノーベル文学賞、莫言氏ですか〜。中国の内側から虚実織り交ぜつつ中国を描き切った、凄い作家です。 村上春樹は残念でしたが、この人の受賞は、それはそれで納得。 特に『転生夢幻』は腰を抜かすほどの作品でした。 一人っ子政策の暗部をえぐった『蛙鳴』、…

仕込み中

現在「本仕込み中」のため、少しばかりお休みします。

【1415冊目】内田樹『街場の文体論』

街場の文体論作者: 内田樹出版社/メーカー: ミシマ社発売日: 2012/07/14メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 80回この商品を含むブログ (49件) を見る14講にわたる、内田樹「最後の授業」。タイトルは「クリエイティブ・ライティング」…