自治体職員の読書ノート

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【1912冊目】山本貴光『文体の科学』

 

文体の科学

文体の科学

 

 

文章はほんらい一次元的な「線」である。たとえば漱石の『吾輩は猫である』に含まれる文字は35万文字以上、一列に並べると1キロを超す。著者によれば、それが書物や画面に「折り畳まれている」その折り畳まれ方、つまりは「配置」のありようこそが文体なのだ。本書はかかる文体のありようを、小説や随筆に加え、法律や辞書、科学論文など多様な素材から明らかにして、日本語における「文体の妙」を幅広く掬いとった一冊。