自治体職員の読書ノート

自治体で働くソーシャルワーカーが、読んだ本を紹介します。

【2474冊目】髙橋秀実『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』

 

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

  • 作者:高橋 秀実
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/02/28
  • メディア: 文庫
 

 

 

驚くべき一冊。これは野球の革命だ。

練習は週1回。試合ではサインは出さない。エラーはあって当たり前。それより勢いとドサクサで大量得点し、コールド勝ちを狙うのが開成流だ。そしてなんと「反省はしない」。どうして? 

「反省してもしなくても、僕たちは下手だからエラーは出るんです」

 
そう。ここは天下の開成高校。頭が良く勉強はできるが、野球のレベルは決して高くない。だが、自分たちのヘタさを自覚し、そこから組み立てる独創的な戦術は、なんと東東京予選ベスト16という結果を導いた。とはいっても、小細工に走ったワケではない。開成高校を勝たせ続けたのは、野球の本質を深く考え抜いた結果生まれた、真に独創的なセオリーなのである。