自治体職員の読書ノート

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【1141冊目】鴻池朋子『焚書 World of Wonder』

焚書 World of Wonder

焚書 World of Wonder

いったいこれは、なんだろう。

絵本? アート? その両方? それとも、どちらでもない?

本の中に、本がある。宇宙が開闢し、地球が生成し、生命が誕生、そして、滅びる。

繰り返される、創造と破壊。

想像力は、言葉を通って言葉を超え、彼方へと飛翔する。世界は一冊の本にある。世界が一冊の本を出入りする。

読み返すたびに、世界が高速で通り過ぎていく。本とは世界。世界とは本。その向こう側には、何が?

読んだことのない本。見たことのない世界。言葉が、ない。

※どこかで見た絵柄だと思ったら、以前読んだ澁澤龍彦のホラー・ドラコニアの第4冊目『狐媚記』で、短剣の飛び交う異様なイラストを描いていた人だった。蛇足。

狐媚記 (ホラー・ドラコニア少女小説集成)