【220冊目】J・R・R・トールキン「指輪物語」

指輪物語 第1部 旅の仲間

指輪物語 第1部 旅の仲間

指輪物語 第2部 二つの塔

指輪物語 第2部 二つの塔

指輪物語 第3部 王の帰還

指輪物語 第3部 王の帰還

「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部からなる一大長編ファンタジー。

とにかくスケールが大きい。何しろ「中つ国(ミドルアース)というひとつの世界が、この小説の中にすっぽりと入っているのだ。ストーリーは至ってシンプル。映画化もされたのでご承知の方も多いと思うが、叔父のビルボ・バギンズが持ち帰った「指輪」を、造り主である魔王サウロンの統べるモルドールの火口に投げ捨てるための、ホビット族フロド・バギンズの物語である。はじめて読んだのは中学生の頃。それまで読んでいた物語と全然違った。とんでもなく多くのしかも魅力的な登場人物、詩歌がふんだんにちりばめられた絢爛たる世界観、その中を滔々として流れ続ける物語の華麗さ。ひたすら圧倒された。

今読んでも、その感想は変わらない。むしろ細部がいろいろ見えてくるにつれ、この小説の奥深さにあらためて驚かされる。ナルニアもゲドもハリポタも決して嫌いではないが、私にとってこの「指輪物語」は、やはり別格のファンタジーなのである。