2016年のマイベスト20冊を選びました
2016年、この「読書ノート」に取り上げた本は、151冊。その中で、もっとも印象に残った本、面白かった本20冊を選びました(最初はベスト10にするつもりだったのですが、選びきれず・・・)。
個人的な印象評価ですので、客観的な本の良し悪しとは別物とお考え下さい。もちろん、1年間に「読んだ本」が対象ですので、刊行された時期は問いません。これまで読んできた本の振り返りはしてこなかったんですが、あらためて総覧してみるといろいろ見えてくるものがあって、なかなか面白かったですね~。
それでは、いってみましょうか。
第20位
昔ながらの宮部みゆきファンとして、しっかり楽しめました。
第19位
生命観から思想に至る流れが圧巻。
第18位
イスラムを知らずして世界は語れない。
第17位
圧倒的な力作。そのモーラ力に敬意を表して。
第16位
歴史に残る傑作をリアルタイムで読める喜び。エーコの逝去は今年2月でした。
第15位
物語を読む歓び。物語に遊ぶ愉しみ。
第14位
これほど泣ける物語とは知らなかった。「哀切」度では今年のベスト。
第13位
児童虐待の「その後」を知るための本。関係者必読。
第12位
変幻自在の露伴節。もっと読まれるべき作家だと思う。
第11位
私の人生のひとつの理想形。ソローの思想も気になる。
第10位
ノンフィクション史に残る不朽の名作。
第9位
こちらはサイエンス・ノンフィクションの傑作。高校生までに読んでほしい。
第8位
戦争とはどういうものかが肌感覚でわかる。新世代の戦争文学。
第7位
現場の知が詰まった一冊。ビジネスマンはMBAより職人に学ぶべき。
第6位
今年もっとも忘れられない事件。数か月後にこれほどの特集を組める「現代思想」の底力を感じる。
第5位
傑作アンソロジー。日本語の「境界線」が見えてくる。
第4位
今年の小説はこれに尽きるだろう。日本での受け止め方がヨーロッパ寄りすぎるのも気になるが。
第3位
『正法眼蔵随聞記』は新たな座右の書となった。道元を知ることができたのは大きい。
第2位
衝撃的な一冊。でもこれも、現代の日本の真実なのだ。
第1位
記念すべき2000冊目にして、すべての日本人が読むべき一冊。みんなあまりにも、見えているものしか見なさすぎる。
それではみなさま、良いお年を。
来年もまた、いろんな本に出会うことができますように。