自治体職員の読書ノート

自治体職員です。仕事の関係上、福祉系が多めです。読書は全方位がモットー。

やっぱり・・・・・・

このカタチが一番シンプルで落ち着くようです。私の場合。

曜日毎にジャンルを分け、タイトルもデザインも変えるというのは、個人的にはなかなか面白い「実験」だったんじゃないかと思っています。

ただ、やってみて分かったんですが、ブックマークされるとその時のタイトルが残ってしまうんですね……。古い記事でも。あと、過去記事の内容とタイトルや雰囲気のアンマッチが気になったので、さくっと元に戻した次第。

ただ、少々舞台裏を説明すると、もともとあの分け方は、私の「本の読み方」そのままに近いものだったんですね。知のレベルを大きく「世界レベル」「ローカルレベル」「個人レベル」に分け、それぞれに本の内容を配当していく、というのが。

ちなみに世界レベルには政治・経済から宗教、哲学、物理、数学、宇宙などがごっそり入ります。ローカルレベルは主に「日本」ですね。グローバリズムは世界全体をひとつのルールで覆い尽くそうとしますが、ローカルにはローカルのルールがあってよいのではないか、と思うので。

最後の「個人レベル」は、文字通り人間という「個」にまつわる知の集積です。生物学、生命学から人類の発生、心理学に脳生理学、さらには自伝や評伝までが入ります。ただ、「個」は「孤」ではありませんので、当然そこには人と人とのつながりも入ってきます。恋愛もココですね。

さて、この3つで個人から世界までをすっぽり覆ってみると、どうしてもそこからはみ出すものがあります。それがアナザーワールド、「世界の向こう側」というヤツです。幻想小説やSF、マジックリアリズムからアート全般までがここに入ってきます。

そして、ここはあくまで「自治体職員の」読書ノートですから、たまには仕事をしているところも見せなきゃならん、ということで仕事関連本、そしてそれ以外の一切合財を詰め込んだ「本遊び」の世界。私の読書というのは、この6つ(世界・日本・私・彼岸・仕事・遊び)のジャンルをぐるぐる回り続けているようなものなのです。

それをそのままブログに投影させたら面白いかな、と思ってやってみたのですが、う〜ん、なかなか難しかったですね、これは。それと、もうひとつ発見があったのは、6つに分類したつもりが、読んでいるうちに分類自体がどんどん動いてくるということ。枠を決めて中身をはめ込んでいるつもりが、中身によって枠が変わる。ジャンルというのは実は流動的なのだ、と今回の試みで気付かされました。

というわけで、今回はいったん撤退。今度は、分類そのものの「動き」や「揺れ」を投影できるような仕組みを考えてみたいですね。ではでは、今後ともよろしくお願いいたします。