自治体職員の読書ノート

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これはさすがに・・・・・・

<橋下市長>週刊朝日「不適切な記述」と謝罪 取材拒否問題

不適切で済む問題ではない。

私は橋下市長の政治姿勢には必ずしも共感しない。共感しない人がほかにもたくさんいることも知っている。だが、今回の週刊朝日の記事はいただけない。

これは「やってはいけないこと」だ。

上記毎日新聞記事は「橋下徹大阪市長が、自らの出自に関する週刊朝日の記事を巡って朝日新聞の取材を拒否している問題で、橋下氏は18日の記者会見で、「(記事は)血脈主義や民族浄化主義につながる危険な思想」と指摘し、朝日新聞の見解を求めた」とある。

だが、問題として焦点をあてるべき対象は、取材拒否ではなく、こういう記事を載せる週刊朝日自体ではなかろうか。公人だから出自を暴かれても当然、とする論評もあるが、ピントがずれている。こういう記事が問題なのは、単に橋下徹ひとりの出自を問うだけではなく、同じ立場にある多くの無名の人に対する差別をも助長する危険性があるからだ。差別問題を一から勉強しなおしなさい。

そしてこの記事を書いたのがノンフィクション作家の佐野眞一というところに、失望した。骨のあるホンモノの書き手だと思っていたのに、がっかりである。この「読書ノート」でも佐野氏の著作をレビューした。ずいぶん褒めたような気がする。責任を感じる。

繰り返すが、橋下市長のやり方には共感できない。だが、今回の佐野眞一週刊朝日のやり口は、言語道断。言論に携わる資格はない。