自治体職員の読書ノート

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【405冊目】松岡正剛監修・ISIS編集学校「直伝! プランニング編集術」

ここ数日、すっかり夏風邪にやられてしまい、読書ノートもちょっと間が空いてしまいました。皆様もご用心あれ。

さて、久しぶりの読書ノートは「夏休みの復習」の一冊。

恥ずかしながら、学校の授業の復習なんぞ、ほとんどやったことがない(予習はさらにない)のだが、本書は編集学校の「守」の復習をしている気分で読んだ。ふんだんに盛り込まれている「編集エクササイズ」にトライしているうちに、すっかり眠り、さび付いていた編集思考が、ぎしぎしと音を立てながらゆっくり再起動してくる感じ。「指南」がないのは物足りないが、それは値段の差ということでやむをえないだろう。言い換えれば、本書は「編集学校」に入ろうかどうか迷っている方にはすごく参考になる。そこでどういうことをやっているのかが、非常にわかりやすく、しかも応用可能なかたちで示されている。

そして、本書は何よりビジネスシーン向けの編集術という内容になっており、実際の企画やプレゼンテーション、事業管理などへの応用が常に意識されている。そもそも、本書の執筆を担当された方々(編集学校師範代の方々)が、実際にビジネスの第一線で活躍されている方々でもあるため、応用論の話にも説得力がある。さらに、メイン著者以外にもコラムのようなコーナーがたくさん設けられていて、そこでは、ビジネスマン兼編集学校師範代の方々が編集学校と実際のビジネスシーンの交錯の一例を挙げてくれている。これが短いながらなかなか面白く、実際の応用例ということで実に参考になる。

わが身を振り返ってみれば、編集メソッドの基礎を教えていただいたものの、それが実践できているかと言われればまったく自信がない。自治体業務、自治体政策にこそ編集術を、と意気込んで始めた編集学校であったはずなのだが・・・・・・。まったく情けない限りである。本書には編集の「自己トレーニング」の方法もたくさん埋め込まれているので、ひとつひとつ試し、「編集脳」にドライブをかけていかなければ、と思った。以上、今回は「編集学校」を知らない方には何がなんだか分からない内容でした。